高血圧性網膜症とは

高血圧が動脈硬化を引き起こすと様々な合併症が起こる場合もあります。

それらは何も脳や心臓だけではなく、目にも起こります。これが高血圧性網膜症と呼ばれる病気で目の網膜の血管に動脈硬化が起きることで発症します。

高血圧性網膜症は自覚症状が殆どなく進行してゆく病気であると言われています。急性高血圧症の場合では網膜の出血や視力低下が起きる場合もありますが、本態性高血圧である場合は症状が殆どでないと言われています。

しかし、高血圧性網膜症はその症状が進行すれば視力障害がおきる場合もある危険な病気です。

また、網膜動脈の硬化が進行すると眼底で出血が起きることがあり、失明することも。

検査には眼底検査などが行われます。眼底は体の外から確認することができる唯一の血管です。そのため、眼底検査では高血圧性網膜症など目の病気以外にも様々な病気が発見できるのです。