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最高血圧と最低血圧の差

最高血圧と最低血圧とは収縮期と拡張期の血圧のことを言っています。高血圧には基準がありますが、このどちらかがその数値を超えていても高血圧と診断されます。

この最高血圧と最低血圧の差を「脈圧」といいます。この上下の差が大きくなるということはどういうことでしょうか?

血圧の上下差と動脈硬化

最高血圧と最低血圧の差が高いということは高齢になってくることや動脈硬化が進むことで起こることがあります。

動脈硬化がすすむと血管が硬くなり、上の血圧(最高血圧)は高くなります。しかし動脈硬化が進むと、弾力を失った血管のせいで拡張期の血圧、つまり最低血圧は低くなってゆく傾向があります。

このように最高血圧と最低血圧の差が大きくなると脳卒中や心筋梗塞などの危険性が高くなると考えられているのです。ただし、この血圧というのは1回の測定で判断できるものではありませんので定期的(朝と夜)に血圧を毎日測定する癖をつけましょう。

そうやって測定した数字は医師に見せると医師にとってもよい判断材料になります。